ブルーベリー接ぎ木案 呼び接ぎ挿し
ハイブッシュブルーベリーの育ちの悪さに、ネを上げたオレとしては、アレコレと試行、思考する。
対策のひとつは、ラビットアイに接ぎ木すること。
これは活着が悪くて、やめてしまったけどな。
あとは、木材系のチップなどを大量に敷き詰めてその土壌空間内で育てる方法。
ピートモスを敷き詰めるより木材チップを敷いた方が安いから、実用性はある。
オレとしては、同時多発式に、各方法を重複して何重にも安全策をとってやることになるが、今回述べるのは接ぎ木の改良策だ。
この案を思い付いた経緯は五里霧中で、かなり漠然な進行だ。
その経緯は、いちいち記述すると飛び散りすぎるので、かなり省略してしまおう。
ラビットアイ台木のスパータン苗をたくさん作りたいんだ。
どうしたらいい?。
ふつうに考えて、ホームベルの台木を挿し木で作って一〜二年養成して、それにスパータン穂木を春に切り接ぎして、活着したものが無事伸びれば、接ぎ木苗は完成だ。
まあ、オレはこれがあまりうまくいかなかったんだけどな。
挿し木しながら接ぎ木するという方法もいいと思うのだが、接ぎ木挿しの穂木が枯れてしまうのは、水分補給がうまくいかないからだ。
スパータンは欠乏に弱い品種らしい。
じゃあ、野菜苗の接ぎ木方法はどうだ?。
野菜苗だって、なにしろ柔らかい茎だから枯れやすい。
で、カミソリ使って呼び接ぎという方法が使われている。
苗を二本用意して、カミソリで茎に切れ目を入れて、苗を寄せて縛っておいて、根はそのままだから、そのうちくっつくという方法だ。
※スイカやトマト等で接ぎ木苗は、野菜苗ではよく見かけるが、この呼び接ぎの方法は文章では何言ってるのか全然わからんかもしれないが補足説明は省略。
スパータンの穂木は枯死しやすいから、でも緑枝挿しにしても直接挿している場合ではそう簡単に水切れで枯れたりしない。
接ぎ木で段差ができてるから、活着しにくいんだろ。
呼び接ぎにすりゃあいいんだ。
呼び接ぎにもいろいろあるが、割り接ぎに準じたやり方が丈夫にできそうだ。
接ぎ木って、成長したあとで接ぎ木部分からポッキリ折れることがあるので、単にわきっちょからくっつく方式の寄せ接ぎじゃ弱そうだからな。
ラビットアイとハイブッシュの穂木を一本ずつ用意する。
ラビとハイの穂木の計二本を巻き付けて呼び継ぎ状態にして、挿し木すればいいんじゃないか。
ほら、こーすればいいんじゃないかい?。
2005年10月4日撮影
ハイブッシュの茎に、∨字型の凹みを作る。
ラビットアイの先端を∧字型にする。
で、差し込む。
んで、接ぎ木テープで巻く。
できあがった形は、カタカナの『ト』の字に似ている。
これをピートモスの挿し床に挿す。
2005年10月4日撮影
両方発根すればよし、ハイブッシュだけ発根したら、ハイブッシュ苗になり、ラビットアイだけ発根したらラビットアイ苗になるので、ホームベルでなくブライトウェルやフェスティバルなどのより高品質のラビットアイ品種を使うことが望ましい。
命名するとしたら、呼び接ぎ挿しとでもいえばいいだろうか。
春先になったら、穂木を用意してせっせとたくさん作ることにしよう。
まだ一度も実行したことないけどな(写真は練習のもの)。
なんだか、人の足に似ているので、呪いの人形を量産しているような姿になってしまいそう!。
※追記 上記のトの字型の接ぎ木だが、後日、改良した接ぎ木挿しのやり方に作り変えるために、接ぎ木テープをバラしたら断面が茶色に変色していたので、あんまりよくなかったよーだ。
接ぎ木の情報源のひとつ
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