2016年 秋の成果報告
 秋も深まり、寒いくらいだ。
果樹栽培について、ざっと報告しよう。

 ブルーベリーは、移植に伴い、根っこを切ったことと、新しい土地への根付きが悪かったので、今年は発育が、かなーり悪かった。
苗の発育が悪いとオレの気分まで悪い。
が!、細かい改善の繰り返しと秋雨の降雨によって、秋口からはようやく発育してきた。

 苗が伸びると気分がよろしい。
理想をいえば、収穫が一番楽しいんだけどな。
さて、ブルーベリーには古タイヤかぶせ作戦で、周囲の雑草洪水からの隔離および、タイヤの中だけは草取りをこまめにして、ピートモスを主体にした用土の投入によって、ブルーベリーのしょぼい苗は、なんとか発育をした、といったところだ。

写真

 古タイヤかぶせ作戦というのは、ブルーベリーの小さな苗木のうちだけに使うもので、大きく育てば、もう別にかぶせなくてもかまわないのだけど。
ブルーベリーの苗木には、辛苦が多すぎたので、これはあとでまた改めて報告しよう。



 イチジクは今年はかなりうまくいった。
かなり収穫できた。
連日食べてた。
秋の長雨で後半は腐ってしまって、そのあとはトリの猛攻でイチジク収穫が無くなってしまったが、オレのイチジク栽培の最盛期は、8月の真夏だった、というのが今までとは違う点だ。

 これは新品種を導入したことが大きい。
オレはいままで長い間、蓬莱柿(ほうらいし)を栽培してきたので、イチジクといえば晩秋からの収穫が中心だった。
それを、ロンドボルドーやバナーネ、セレストという名のじつはシュガーらしき品種、ボーンホルムズダイヤモンドなどなど、新規購入したイチジクが、今年はかなり成り出した。
これらは8月下旬ごろが収穫ピークだった。

 量的には、ロンドボルドーとバナーネがメインでよく採れた。
味もよろしい。
たくさん収穫できて満足だった。
収穫の主力はロンドボルドーだな。
よく伸びて、木がでかい。
果実は桝井ドーフィンをただ小さくしたような品種だけどな。

 ピンポン玉よりもやや大きいくらいしかない。
耐寒性はあるので、桝井ドーフィンが寒さで植えられない北関東としては、これでもまあ、いい。
8月後半に収穫できたのが特徴だな。
味は普通、だな。

 準主力は、バナーネだった。
これは果実が大きい。
が、腐り易かったなあ。
9月からは雨が多かったので、つぎつぎに腐るのなんのって。
でも、よく成ったので、連日のように食べることができた。

 セレストという名のじつはシュガーらしき品種というのは、商品タグはセレストだけど、果実がやや大きいので、品種としてはシュガーらしい。
8月のお盆ごろ過ぎに熟して、成り出すのが一番早い。
ただしこれも小さくて、果実はピンポン玉サイズなので(親指よりは大きい)、すぐに食べ終わってしまう。
枝の成長が遅くて、あまりたくさんとれなかった。

 ボーンホルムズダイヤモンドは、果実が硬いのが特徴だった。
堅さはホワイトゼノアの果実に似ている。
だけど、今年初収穫で量が少なく、枝の成長も遅いので、来年もあまり期待できそうもない。

 とまあ、新品種導入といっても不作気味のものもあるのが現実だったけど、ロンドボルドーとバナーネでかなりの収穫があって満足だった。
今までのイチジクの試行錯誤が実を結んできたぞお。



 ユズの多田錦と、フェイジョアの初結実があったので、これも報告しておこう。
多田錦というタネ無しユズだが、コメリというホームセンターで多田錦の苗木が売られていたので、ひょいと買ってきて植えておいた。
5年ぐらい前にもなるかなあ、

 あまり期待もしていなかったが、今年、少々花が咲いた。
結実しなかったようなので無視してた。
ら、秋になったらユズの実が付いているじゃないか!。
ユズにしては、果実がピンポン玉ぐらいしかない。

 ずいぶん小さい・・・。
ユズってたくさん大量に穫れても、持て余すことが経験上わかっていたので、サイズが小さくて少しの量でも、まあ、いい。
タネなしならジャムに加工しやすいから、大量に採れた方がうれしいのだけども。

 肝心の今年初収穫の果実についてだが、収穫して切って断面をみれば、タネなしかどうかわかるが、まだ見てない。
で、報告終わりにしようと思ったが、果樹園日記の更新がぐずついている間に、先日収穫して半分に切って、中身を確認した。
最初に切った1個目は?。
タネが入ってる。
スダチの苗木間違いか?!

 と思ったが、タネは1個だけで、次の果実は、タネなし!。
ふう、多田錦だ!。
カタログではミカンぐらいの大きさのはずだけど、今年はピンポン玉サイズで小さ過ぎるのが変だが、初成りだから果実肥大は来年以降に期待しよう。

 それにしても、初めて植えようと思ったときからは、じつに30年のちに初収穫だ。
苗木は、植えてから5年ぐらいだけどさ。
既存のタネありのユズにも、この苗木から穂木を採って、接ぎ木更新してあるけど、それはまだ成ってない。



 フェイジョアの初結実というのは、フェイジョア栽培に取り組んで、これまた30年経っている・・・・。
その間、まったく無収穫だった。
それが今年、しょぼい果実が2つ付いているのを発見!した。

 嬉しさに有頂天!、とならないのは、発育不良の果実だからだ。
秋の10月になってもソラマメサイズの小ささ。
賞味することはできないだろう。
まあ、ちゃんとした果実は来年に期待しよう。

 と思っていたが、11月になり、さらにもう1個が結実しているのを発見!。
ピンポン玉サイズで小さい。
2品種植えて、受粉させるようにしたが、結実性わるいなあ。
ともあれ、果実はまだ成長中のようなので、収穫してない。

以上だ。

2016年11月11日

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