3月は接ぎ木の季節とつぶやき
 ブルーベリーの穂木をとってみたんだが、しょぼっ!。
枝先の衰弱化がひどい。
ウェイマウス、これは明らかに、しょぼっ。
葉っぱのある夏とかなら、わかりづらいけどさー、落葉した冬に、枝を見るとモロバレ。

 フェスティバル台木なら、使えるんじゃないかなあ。
台木が最強なら使える。
ホームベルはひこばえ多過ぎ。

 オニールも見てみる。
これもしょぼい。
オニールって、小粒だと、味があんまり良くなくてさ。
ただし、大粒はずいぶんと、うまい。
自根だと、剪定きっちりやっても中粒が多い。
うちではね。
だから、オニールは接ぎ木で育てるのに向いているだろうなー。
うちのオニールは自根で育てているけど、10年近く育てても、大粒は少なくて今でも中粒が多い。

 スパルタンは人気が高いし、穂木の需要も多い。
穂木販売の予定をしてたら、今年はホームページで掲示する前にメールで購入問い合わせがきて完売してしまった。
スパルタンは、これも接ぎ木の樹から採取しないと、穂木がとれない。
自根樹は樹勢が弱くてさー。



 ここで、接ぎ木の他の果樹についても勝手につぶやいてみよう。
イチジクの接ぎ木も昨年やってみたが、全滅。
ネットで調べると、イチジクは比較的には接ぎ木しにくい果樹なんだそうだ。
わざわざ接ぎ木しなくても育つのがイチジクなので、イチジクの接ぎ木はあっさりあきらめた。

 ユスラウメの接ぎ木も昨年やってみた。
ユスラウメって、全く予想外なことに、市販の苗は接ぎ木されていることが判明!。
というのは、地面から葉っぱの雰囲気が違うひこばえが多数でていたから。

 オレのユスラウメ苗が、老化していたこともあって、根元のひこばえに接ぎ木したら、予想外にどれも活着して成功した。
予想外に容易か。
今年成るかもな。

 スモモも接ぎ木してみた。
20年以上ろくにならないサンタローザの古木がうちにはあって、1本しかないから、受粉できないんじゃないかと思っていたが、かといって、別のスモモ樹があったときも実は成らなかったから、受粉不良のせいだけではなさそうだ。

 で、あきらめて、メスレーという良く成る品種で有名な苗木買ってきて、これを切り詰めて接ぎ木の穂木にした。
サンタローザは幹だけにして、幹から生えてた徒長枝に接ぎ木してみた。

 春になっても、接ぎ木の枝からは、ろくに芽吹かず。
何カ所も接ぎ木したんだけどな。
比較的しょぼいながらも芽がちょろちょろと出て来た接ぎ穂の枝を大事にしてたら、半年後にはその枝が、やたらめったでっかく育っちまった。
こんなに育っていいのか?。
今年(2014年)成るかどうかはまだ不明。

 マルベリーも接ぎ木してみたよ。
多胡早生(たごわせ)という、桑の品種のなかでも、もっとも美味だというらしい。
苗木を植えるときに、地面から勝手に生えて来た野生桑の苗木があったから、それに接ぎ木してみた。
予想外にあっさり活着して、まあ、1本しかないのだけど、昨年成った。

 でもよ、多胡早生が甘過ぎて、アリンコたかりすぎ。
味は、マルベリーの中では美味い方だけど、成る数が少ないこと、小粒であること、赤黒くて色彩的にあんまりぱっとしないこと(多胡早生は赤実が成る品種らしい)などなど、あんまりイマイチなんだけど、現状維持のままとしよう。
今年はホワイトマルベリーの苗木も植えてみた。
これは、まだ成ってない。



 あ、そうそう、接ぎ木ナイフも各種買ってみた。
昨年、長野県にブルーベリーシンポジウム行ったときに、帰りの土産物店で接ぎ木ナイフが各種売っていたので、買ってみた。
リンゴ等で果樹栽培が盛んな地方らしいから。

 左利き用のナイフも買ってみた。
接ぎ木ナイフって、切り出しナイフ型であって片刃だから、片刃ゆえに、まっすぐ切ろうとしても、だんだん曲がっていってしまう。
樹の向きによっては、自分の立ち位置を変えてもやりづらいから、そんなとき用のために、研ぎ方向が逆の左利き用の接ぎ木ナイフも買ってみたわけだ。
まだ一度も使ってないけど。

 木のサヤに収まる形式の、接ぎ木ナイフも買ってみた。
まるで、切腹用の短刀みたい。
白木の鞘でさ。
寒い時期に接ぎ木をやると、刃は金属ゆえに、手が冷たいことがある。

 そこで白木の鞘と柄がついた接ぎ木ナイフを買ってみたんだが、収納性で安全で便利ではある。
鞘を、よく刃の表裏の逆向きに突っ込んでしまうので、鞘に油性マジックでベタベタ描いてある。



 話を戻して、ブルーベリーの接ぎ木も、那須高原の方でもやってみた。
フェスティバルは、これは果実の成りが悪いこともあって、接ぎ木の台木に全てしてしまうことにして、太枝切りハサミで根元からバッサリ切ってしまった。

 太い幹に直接接ぐのは、強風で煽られたときに、そこから折れてしまうことが頻発して、あまりの打撃を痛感していたので、接ぎ木するのは太い枝から出たシュートとか、地面から伸びたサッカーに接いだ。
過去には、一株につき何カ所も接いだものだが、手間ばかりかかってしまうので、一株につき、一カ所だけ接ぐことにした。

あとの切り株は、太枝切りハサミで地面すれすれで切って、活用する幹は1本だけとした。
1本だけにした方が、真夏の草刈り時に便利だということもある。
接ぐのにふさわしくない幹のときは、その株は、今年(2014年)はシュートやサッカーを伸ばすことにして、今年はその株には接ぎ木しないことにした。

 というわけで、どんどん、次の台木、次の台木へと、工程を進めていくオレであった。
それにしても思うのは、那須高原の畑におけるラビットアイの台木の、不健全さだ。
伸びが悪い。
最強のフェスティバルでさえ、伸びが悪かったりするのに、他のラビットアイ品種は、伸びが貧相なものが多い。

 ハイブッシュにいたっては、壊滅的なガイコツ化といえるほど、幹の生育が悪いものがほとんど。
葉っぱがない時期は、枝の発育ぶりが、もうあからさまに白昼の光に照らし出されている。
発育不振を起こしている、というのが、ハッキリしているんだぜ。



 接ぎ木しながら気付いたことも書いてみよう。
接ぎ木失敗して、穂木から芽が伸びてこない、というものはよくあって、台木のままで地上部3センチほどになった樹?、というものはよくある。
こんなにも切り詰めちゃって、失敗ではあるんだけどさ。

 そういう樹を1年後、あらためて見ると、再生してきたシュートがあるので、それに今年接ぎ直すことはできる。
で!、言いたいのは、切り詰めをしなかった本来のままの苗木の方が、育ちが悪くて、3センチまで切り詰めた樹の方が、1mにも伸びて育っているって、こりゃどういうことだあ?。

 繰り返し言ってみよう。
小さな苗木の時期から大事に育ててきて、早く大きくなーれ、と育ててきた樹がある。
それはそれでいい。
そうではなくて、見切りつけてしまって、台木にすることに決定してしまって、地上部3センチほどの幹を残して、ばっさり切断、それに接ぎ木したものがある。

 でも接ぎ木に失敗して芽が伸びてこないことがある。
そのまま放置、ということになるんだけど、その後の夏に台木から台木品種の芽が再生して伸びてくることが多い。
これの伸びがいいんだ!、切らない木よりも!。
再生するのはありがたいことだから、それなりにその伸びは大事している。

 特にラビットアイでよくある現象なんだが、地表スレスレで伐採した方が、よく再生して伸びが良い、という現象をリアルで体験してしまっているわけ。
接ぎ木失敗した経験がある人なら、再生したブルーベリー樹の伸びの良さは見た事があると思うけどな。
2014年4月4日 記
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