フツーの剪定 and 小枝は手で折る
 太枝切りバサミで、太い枝切りが終わったら、普通の剪定鋏を使うメイン作業へ。
もう充分スッキリしたように見えたんだが、樹に近づいてよくよく見ると、老化した枝の細かい密集ぶりがひでえ〜。
なんじゃ、この有様は。

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剪定の説明上、これはだいぶマシな方

 というわけで、この段階では、いわゆるフツーの剪定となる。
剪定鋏は、メジャーな「岡垣( おかつね )」を使ってる。
おかがき、と読むのかと思ったら、おかつね、だという。

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下側の小さいのが、剪定鋏の岡垣
最も軽い180mmのを使ってる

 ブルーベリーで、太さ2、3ミリの枝を切るときは、この剪定鋏を使うようにしている。
剪定鋏だと断面がキレイに切れるのでね。
せっせと切る。
太枝切鋏で切り残していた跡が少し出っ張っていたものは、ここで綺麗に切り詰める。

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縮小してまとめて表示してみる。
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細かすぎる枝はパキパキと指で折る
 ここらへんの作業でめんどいのが、長いシュートにびっしり生えた細かい枝があるときだ。
(写真なし)
まるでウメの短果枝みたいに、長さ5センチ前後で、太さ1ミリぐらいの短小枝が、いっぱい付いてる。
これを全部切るのは、すっげええ面倒!。

 さすがにいちいち剪定鋏で、キッチリ切り取るのは大変。
手間が大変かかる。
これもなんとかしなくちゃ。
なんだか、まだまだ作業量があるじゃねえかよ…。

 鋏で切らずに、手で折るという方法は知ってはいた。
ハイブッシュのウェイマウスなら、10センチぐらいの小枝は簡単にポキポキ折れるし。
それは毎年やってる。
ブライトウェルでもやってみたことはあるが、枝にやや弾力性があって、ポキポキ折れないことが多い。
ラビットアイは全般的に折りづらい。

 だからラビットアイで、小枝を手で折るのは、今まであきらめていた。
今回また試してみると、ブライトウェルで長さ10センチほどある小枝だと、やはりうまく折れない。
折れなくて、引きちぎるみたいになってしまう。
折り跡も汚い。

 でも、5センチ以内の短小枝なら、指先でポキポキ折れるじゃないか!。
3センチとか5センチの短くて細い枝。
というわけで、ラビットアイは5センチ以内の枝は、手で折ることにした。
それよりも、ちょっと太くて10センチくらいの短果枝の場合は、剪定鋏を使って綺麗に切ってる。



 手袋はめて、指先で極小枝を折ってしまうと、さすがにハサミでいちいち切るよりは、断然に早い。
オレは背抜きゴム手袋というものを普段の作業時に使っていて、これは蒸れない厚手のゴム手袋なんだが、これを手にはめたうえで、やってる。
指先が荒れてしまうからな。

写真 写真
写真に少し写っている緑色の手袋がそう

 軍手だと、枝の折り跡(切り跡)に、いちいち引っ掛かって不便だ。
再度説明してみよう。
まとめるとこうなる。

太枝=太枝切鋏で切る
細枝=剪定鋏で切る
短小枝=指先で折る

 これで順調!に剪定作業がはかどるようになった。
時間も節約できた。
今まで剪定といえば、剪定鋏ひとつだけを手に持って、太い枝から極細の枝まで切っていたけど、太枝切鋏の新兵器と、小枝は折り取るという策を用いて、時間短縮というか、多くの樹を剪定できるようになった。

つづく

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