すでにあるスパルタン自根樹への根接ぎと剪定
 接ぎ木じゃないフツーのスパルタン苗、それを植えてしまった場合についてだ。
スパルタンでは、元気のない木が多いらしいがね。
といっても、今さら、接ぎ木苗を買って植え直すというのも、ツライこった。

 いざ、改善方法についてだ。
ネットで調べて、えー、ナニナニー、根接ぎというものがあるという。
老木などに対して、樹勢回復として、よく行われる手法だ。
ここでオレの試行錯誤はチョイ省略して、結果としては、こうしてみた。

写真
2009年6月27日撮影

 これはスパルタンの自根樹だが、根元に葉っぱの色が淡い、パステル調のきみどり色というか、色の違う葉っぱが写っているのがわかるだろうか?。
これは、ラビットアイの苗木を寄せ植え、したものだ。
スパルタンの根元に植えちまった。
あとで、スパルタンとラビットアイの幹を根元で「交差」させて、つなげてしまおうという作戦だ。

 根接ぎとはこういうものであるらしい。
実際に接ぎ木ナイフで幹に切り込みを入れたが、なにしろフツーの接ぎ木と違って、下から上に向かって切ったり、切り込みを入れなくてはならない。
つまり自分の手に向かってだ。
材質は硬いので、どっかにひっかかっても、ぐっと自分の指に向かってナイフにチカラを込める…、って恐ろしいじゃねえか!。

 もう、指に大ケガしてしまいそうだ!。
とりあえず今までに何本か、寄せ接ぎというか、根接ぎしておいたよ。
でもやっぱり作業しづらくてケガしそうだったし、手間もかかったので、今後、数多い本数をこなすのはイマイチ乗り気しないけどな。

 さて、根接ぎを済ませた苗木については、本当につながったかどうかは、見た感じでは、よくわからなかった。
そこで、数カ月過ぎてから、テープをはずして、指で揺さぶってみた。
うーん、大丈夫かな?。
大丈夫のようだな?。

 ユッサユッサと…。
パキッ!、と音がした。
ちゃんと、つながってたんだ!。
それが外れてしまった、あーあ!。
なんてこったい!。

 一応、初春になったら接ぎ木しなおす予定だけどな。
さっきの写真は、外れてしまったラビットアイ苗木から、枝葉が再生してきた姿だ。
この伸びた枝で、後日、つなごうと思ってね。

 スパルタンの根元に植えたラビットアイ苗だが、木の下にしては、けっこう育ちが良い。
ハイブッシュの根は地下二十センチほどまでだが、ラビットアイは地下四十センチまで伸びるそうだから、競合しないだろう…たぶん。



 ところで、接ぎ木するための『穂木』だけど、肝心の自根樹の穂は、発育不良気味のものが多い。
葉っぱが生い茂っている時期にはわかりづらいが、落葉した時期だと、枝のツヤからみて、自根樹は元気のなさがひとめでわかるくらいだ。

 つまり、穂木には使いづらい、というか、接ぎ木の成功率がよけい悪くなるから使えん。
仕方ないから、別のスパルタンの木から取るはめになる。
が、ここでブルーベリー業界の名物でもある、品種間違い、をしやすい。

 他の木から穂木をとるだろ。
そして保管中とか、接ぎ木作業中に、こんがらがって、他の品種のものを接いでしまうことが、よくある。
オレもやったよ。
スパルタンを一列に植えていたんだ。

 そのなかで、なんだか葉っぱが小さいものがあった。
変だなー?。
スパルタンは枝の分岐も少ないのに、その変な木は、枝の分岐が細かい。
さんざん観察したあげく、どうやら、以前に接ぎ木挿しをやったときに、スパルタンとウェイマウスをやったのだが、そのウェイマウスであったことが判明した。

 スパルタンのラベル差して、ずうーっとそれまで育ててしまっていたよ。
たった二種類しかないのに、こんな勘違いをするくらいだから、五種類十種類と多様な品種を接ぎ木しようなら、まったくどうなることやら。

 また、作業で混ざってしまう間違いがなくても、母樹自体が品種違いをしていた、ということもある。
果樹苗木の業者でも、品種違いをしたまま販売していることが、オレの購入経験からいっても、時々あるわな。
業者としては騙すつもりはなくても、気付かずに間違った品種を売っていることがあるわけさ。

 アーリーブルーやデュークは、葉っぱや成熟時期や粒サイズが似ている時があるから、スパルタンと混じったら見分けが一苦労だ。
それにスパルタンでも、系統によって少し違うスパルタンがあるみたいなんだ。
ウチでは、T&Fさんからもらったスパルタン穂木で、もとは木更津のエザワフルーツランドからだそうだが、その後、オレが他から追加購入したスパルタン接ぎ木苗は、葉が小振りだ。

 小振りの葉は、本当にスパルタンか?。
小さな苗木で発育が不十分のときは、葉っぱの形は結構違うけどね。
接ぎ木するために穂木採取用のものとは、一応、厳密に区別しとかなきゃならんわな。
というわけで、スパルタンに限らず、ブルーベリーの接ぎ木や挿し木のときは、注意がいるね。

ボキボキと素早く剪定するやり方がグ−
 おまけとして、剪定についてだ。
基本的に、スパルタンはあんまり剪定しないんだけど、というか、丁寧に剪定すると、意外と実の付きが悪いから、予定以上に実の付きが減り過ぎることがあるわけさー。

 だったら、やんねー方がマシだろ。
というわけで、ウェイマウスの剪定を主に取り上げることで、スパルタンの剪定をついでに示したい。
ウェイマウスの剪定なら、オレ、だいぶやったことがあるし。

 ウェイマウスつーのは、これがまあ〜、花の付きが多い。
ぎっしりと、五センチほどしか伸びない細かい枝が多発して、それは発育不良の枝や株によくあるが、そこに着いた果実はイマイチ大きくならない。
実の数が多すぎて、葉っぱの数よりも多いくらいで、これでは果実が肥大不良になってしまうわな。

あとで、写真も入れる予定
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←−−−20センチ−−−→

キャプション:短果枝みたいな結果枝が多発している

 スパルタンでも自根樹のものや、鉢植えで根詰まりした株では、五センチ未満の細い枝が多発することはよくある。
果樹園芸の本で、剪定の一般論では、そんな弱々しい枝は切り詰めて剪定すると、あとで枝から強い枝がよく伸びる、なーんてことが書いてあったりする。

 が、ブルーベリーでは、うまく伸びないことが、多い!。
特にハイブッシュブルーベリーでひどくて、そのまま木が小さくなることが多発。
ハイブッシュの自根樹を育てた経験では、こういう枝をばっさばっさ切り詰めても、なにしろ木そのものが元気ないのだから、うまく再生してくれん。
 
 こんなときは、どうするか?。
短い枝だけを切り除いて、人工的に二十センチほどの長果枝?に仕立てるわけよ。

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←−−−20センチ−−−→

 二十センチの枝につき、ウェイマウスでは結実が良いのと元々枝数が多すぎるので、花芽一個で間に合うが、スパルタンでは花芽は二〜三個残せば、良さそうだ。
短い枝の切り方だが、オレはかつて、植木ハサミで切っていたよ。
ブルーベリーでは枝が細いので、剪定ハサミよりも、植木ハサミの方が、てっとりばやい。

写真
青い取っ手がついたハサミが、植木ハサミ

 だけど、剪定って、ちょーメンドくせー。
ウェイマウスの成木を、綿密に剪定をやると一本十五分以上かかって、冬で寒いこともあって、ウェイマウスを維持するのは十本が限度かなー。
飽きてしまうこと甚だしい。
と、感じていたのだが、T&F日記●2009.01.27(火)の記事で『小枝はむしり取る』とラクチンなことを、教えてもらった。

 というわけで、手袋をはめて、ブルーベリーの剪定はむしってみたら、おお、本当にラクで早い!。
素手でもポキポキとけっこうできるし、意外と綺麗に、枝振りをスッキリとできる。
ウェイマウスは折りやすかったが、スパルタンはやや折りづらい感覚だったな。

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スパルタンの短い枝は花芽がないものも多い
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←−−−20センチ−−−→

 そもそも、剪定って、木がでっかく生い茂っていると、本当にかったるい。
でも、味が美味しくて大粒の品種、というものだけは、なんとなく実行しやすいから、つまりスパルタンって最高!の品種ということでもあるかもしれないな。
以上!、だ。
2009年11月7日 記
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