スパルタン猛威再び
 お昼ごろに、直売所の様子を見るため、立ち寄ってみると、オレのブルーベリーは数パックだけ少々売れていた。
うーん、少しでも売れれば良し、とするか。
売れなかった分は、夕方持ち帰って、あとでジャムにしよう。

 と、思って、夕方になってから、回収のため直売所に行ってみた。
すると驚いたことに、オレのブルーベリーは完売していた。
全部売れてしまったのか、予想外だ!。
これではジャムが作れん!。
と、オレが驚く有り様だ。

 見知らぬおばさんが、オレに話し掛けてきた。
「粒が大きいし、美味しかったよぅ。」
目がニコニコしていて、あとになって、レジ打ちの人と判明した。
置いといた試食品のブルーベリーを食べたらしい。

 店長も来て、「初めて出品した人が、完売することは珍しい」と言う。
そうなのか?。
ともあれ、自分が作った農作物が、他の人に認めてもらって、お金を出して買ってもらえる、って、これはスゴク楽しいことだ。
クセになりそうだ。

 翌週も出品してみた。
スパルタンはもう残り少なくなって、試作品種をいろいろ混ぜたパック詰めとなって、これは完売とはいかなかったが、売れ残りはレジの人にプレゼントしておいた。
それでも、店長や店員からも「大きい、美味しい!」の誉め言葉を次々にいただいて、本当はもう最高の状態の果実ではないので、オレとしても内心は申し訳ないような気持ちだ。

 誉められるとき「大きい」という言葉が必ず入っていたので、オニールでなく、スパルタンのことを指しているようだ。
ブルーベリーにおいては、大粒ということは、まさに絶大な威力!を発揮することがわかった。
その後は、ハイブッシュの小粒品種やラビットアイブルーベリーの収穫はあったが、スパルタンほどの成功は収められなかったと一応付記しておこう。

 出品の手数料だが、道の駅では十パーセントぐらいとのことだが、オレが出品した直売所は民間のため、手数料は二十五パーセントであった。
オレとしてはそれで良いし、急で初めての直売所出品だったが、お金を貰えてラッキー!。
後日、封筒に入った売上の現金をもらって嬉しかったよ。
2009年10月10日 記
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