鳥に食われないように網かけ作業やってみた
 せっかく成ったブルーベリーの実が、去年はトリに食われた。
美味しいスパータンはほとんど全部食われてしまう有り様だ。
ったくもう!。
というわけで、網で覆うことにした。

 網を張ること自体は、前々からやらねばならぬと思ってはいたよ。
が、あまりのメンドクサさと、金額の支出額の大きさにうんざりしてしまい、内心なるべくやりたくなかったので、今まで網は張っていなかった。

 なんといっても出費大であって、業者に作ってもらうという方法もあるが、一反(三百坪)あたり五十万円前後という高額ぶりだ。
そのぶんだけしっかりした作りで正確で丁寧に作ってもらえるが、やっぱり高い。

 自分で作るとなると、支柱用としては、ふつうは足場用の鉄パイプだろ。
数年前は、三メートルの長さの鉄柱が、一本八百円くらいだったんだ。
これを何十本も買わねばならぬというのに、中国経済の急成長とともに値上がりして、一本千三百円くらいにまで上がってしまった。

 高いなあ。
我慢して作るにしても、正確に測量して…、ワイヤーで張って、となると、もうメンドクサイことがいっぱい!。
それに、支柱を立てると、支柱が雑草刈りには邪魔だしな。
ブルーベリー園に網を張るのは、これでは、ためらっても仕方ないじゃないか!。

イボつき竹パイプの活用
 ためらっていても、なにしろせっかく成ったブルーベリーがトリに食われてしまう。
ああー、どうしよう。
その季節がいよいよ近付いてきた。

 しぶしぶの極みで、ようやく期限ギリギリになってから、網かけ作業を始めることにした。
長いこと悩んでいたので、簡易な手法も考えていたよ。
イボつき竹パイプ、という竹を模造した鉄パイプだが、園芸でよく使われていてわりと安いので、これを使うことにした。

 このまま使うと、イボ竹の先端が網を突き抜けてしまうから、先端にはペットボトルなどをかぶせてみよう。
イボ竹は、太さ十六ミリのを買ってきてみた。
このイボ竹に、キャップ付きのアルミ缶の口をはめてみる。

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十六ミリのイボ竹では、口が緩すぎ
2009年5月23日撮影

 後で知ったことだが、地面に突き刺すときに園の土が固いので、十六ミリのイボ竹ではぐんにゃり曲がってしまった。
また、長さ二・一メートルでは、網が垂れて、頭に触れてしまって、不便。

 というわけで、太さ二十ミリのイボ竹なら、ペットボトルの口にピッタリ!。
長さ二・四メートルのものをまとめ買いした。
というか、二・四メートルよりも長いものはホームセンターに売ってなかった。

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ペットボトルの口は20mmでピッタリはまる
2009年5月25日撮影

 だったら、太さ十六ミリ、長さ二・一メートルのものは買わなきゃ良かったんじゃないの?。
という思いもしないでもないが、試行錯誤も失敗もなしで、ムダも無しに最初っからうまくいくわけねえ!。
と、出費に言い訳しとく。

網は、坪などの尺貫法の世界
 偶然たくさん保管しておいた約一リットルのペットボトルを使い、安いイボ竹で、支柱の準備はできた。
さらに、以前に買っておいた二百坪サイズのアミを使って、いざ、果樹園の網張りを始めた。
網目は、三十ミリのものだ。

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網かけ作業をスタート
2009年5月23日撮影

 二百坪サイズの網についても、一言述べておかねばなるまい。
サイズが、十八メートル×三十六メートルで、なんなんだよ、十八とか三十六とか中途ハンパな数字は!。
二十メートル×五十メートルとか、じゃないんかい?。

 意外なことに、尺貫法の世界なんだ。
尺貫なんて、小学校でも習ってねーよ!。
百坪の網が、十八メートル×十八メートル。
二百坪の網が、十八メートル×三十六メートル。
三百坪の網が、十八メートル×五十四メートル。
網の広さは坪が単位となっていて、長さは一間(ひとま、と呼ぶのか?)の一・八メートルが基準となっている。

 アミ専門店で、自分の果樹園専用のサイズに切って作ってもらうこともできるが、ホームセンターのアミは規格品で、格安なもんで、安く仕上げたいオレとしては、この尺貫法アミを使わざるをえない。
ブルーベリー用には、アミ目二十ミリがいいのだが、ホームセンター品の三十ミリ量産品の方が安いし、二十ミリが無かったので、アミ目三十ミリを買ってしまった。
大型の鳥は防げるが、スズメは入ってしまうだろうな。

いざ、網を張りはじめた
 太さ二十ミリのイボ竹に、ペットボトルを差し込んで、地面に刺しながら、網を張りはじめた。
えんや、えんや、と。
網の目の間に、ブルーベリーの果実の房がすっぽりはさまってしまいがちで、このままひっぱると、バラバラバラと、若き果実が、もうぶちまけたようにちぎれてしまう。

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なんとか、かぶさってきた
2009年5月25日撮影

 もったいないことに、アミによる被害果が続出。
大きな網を張ることは、オレにとっては初めてで、タテとヨコを間違えて張ってしまい、途中で気付いて、九十度回転させたから、もう苦痛の極み。

 イボ竹を途中でさらに買い足して、支えの数を増やして、なんとか一人でできたが…。
疲れた。
三百坪の網が欲しかったが、売ってなかったので買えなかったが、オレが買った二百坪でもかなり重いし、三十ミリでなく、二十ミリの網目ならもっと重いはず。
百坪ぐらいの網をいくつも買った方が良かったかなあ。

 ペットボトルは、棒に網がひっかからないようにするためのものだが、網をアッチに引っ張ったり、コッチに引っ張ったりしていると、なんだか、うまく固定できないので、炭酸飲料用のペットボトルも数個、追加してみた。
炭酸飲料用のペットボトルは、底面が凸凸していて、アミの固定用にちょうどいい。

写真
ペットボトル底の凸凸部分にひっかかったアミは、風で動きにくい
2009年5月25日撮影

 さてと、苦労の末に張り終えたが、なんだか、網の外周というか、へりの部分が収まりが悪い。
だらしなく側面が垂れ下がって、隙き間も多すぎるので、オモリがわりに、水道のビニルホースをアミの外縁に通すことにした。
不要になっていたゴムホースを持ってきて、一マス三十ミリごとにチマチマと通していく…。

 これまた大変だ。
側面からトリが低空で飛来して入ってしまう可能性があるから、側面専用のアミ(以前、野ウサギ侵入防止用に買って保管してある)も張らねばならないが、なんせ草刈りに邪魔になるので、まだ張ってない。

 最後に、コスト計算の発表といこう。
ここのブルーベリー畑の区域は、二百坪ぐらい(この畑は那須高原ではなく、茨城の水戸市近郊のウチの畑)。
イボ竹は約五十本購入して、一万二千円ぐらい。
アミも、一万円ぐらい。
ゴムホースは不要品だったけど、のべ百メートルぐらいで、買ったときは六千円くらいか。

 まあ、ざっと計三万円ぐらいで済んだ。
簡易なアミかけなので、防風ネットとしての機能は持たせておらず、収穫シーズンが終わったら分解して外しておかねばならないがな。
2009月6月1日 記
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