シャベルで掘れ惚れ! ミニユンボの巻
 那須高原に借りた休耕田、この休耕田の水たまりが多い。
過湿だ。
そこで、自宅にあったシャベルを引っ張り出してきた。
これで、排水路の溝掘ったろう!。

 えいや!っとシャベルを土に打ち込んだが、なにしろ土が固い。
体重をかけて地面にシャベルを突き刺して、土の固まりを掘り起こすが、固い粘土質だから掘ること自体がすんごい重労働。
粗く掘った後は、細かい土の固まりをほじくり出すが、底の地面が固いので、これまた一苦労。

 なにしろ、掘った土はシャベルで持ち上げるが、重いので腰が痛え!。
土を掘って、こんな重いものを持ち上げて、中腰のまま体をひねって、となりに落とす、を何十、何百と繰り返す、って、こういう作業はやっぱりツライじゃねえか。

 おまけに、石ころがやたらと出てくるから、一応これもひろうので手間がかかる。
作業もあまりはかどらない。
ものすごく疲れる上に、一番問題なのは、後になってカラダが痛い!。

 右腕がすごく痛い!。
腰も痛い!。
背中も痛い!。
おまけにひどく疲れて、翌日からはボーッとしてして、数日間ろくに仕事にならない。

 体中、筋肉痛だ。
疲れて、まったく、普段の仕事にもモロに差し支えること甚だしい。
それにオレは以前から腰痛持ちだし、悪化するのは非常に嫌なので、困り果てた。

 なにしろ休日だけの作業だから、週一程度で、体も慣れない。
このままではできそうにないぞ。

油圧ショベルを借りるか買うか?
 仕方ないなあ〜、どうしようか?。
パワーショベルを借りるとするか?。
オレ、動かしたことないんだけど。

 調べたら、小型機のリース料は、一日一万円ぐらいみたいだ。
おまけに・・・、運ぶためのトラックも一日五千円は払わなきゃならない。
う〜む。

 悩んでいたところ、ヤフーオークションで、最小型のユンボ、が出品されてた。
パワーショベル、バックホーともいい、これらの呼び方は商標なので、油圧ショベルというのが公称らしいが、まあ、オレとしては以下『ミニユンボ』と記してみよう。

写真
2007年4月14日撮影
山の景色を眺めずに地面ばっかり見てます

 さて、ヤフーオークションに載っていたのは、軽トラックに乗るとっても小さいサイズのミニユンボだ。
神戸製鋼のコベルコ「SS1」で、SSはスーパースコップの略称らしい。
最も小型で、最も値段が安く、相場は三十万円くらい。
安いといってもやっぱり高いがな。
これを三十万円で買ったとして、そして使ってだな、畑の土木作業が全部終わったら、三十万円でオークションで売れば、オレの出費は差し引きゼロで済むんじゃないかい?。

 オレが普段使っている軽トラにも載せられるので(積載重量OK)、この最小型のミニユンボは使いやすそうだ。
とまあ、悩んだり検討したりしているうちにオークションの期限が迫ってきたので、落札して入手した次第だ。

 オークションにて他の購入希望者がいて、競り合ったので、オレは金額を上積みして約三十五万円で落札。
勝った!買った!。
運送費も五万円かかったので、計四十万円だった。
高価だがな。

 買ったあとで知ったことなんだが、これと同じ品物が毎月のようにというか定期的に新たに出品されているので、悔しいことにあと一ヵ月待てば、もっと新しくてもっと使用時間が少なくてもっと近県で買えた(つまり運送費ナシ同然)ことが判明したよ。
あーあ。
オークションで競り勝たなきゃ良かった、と思っても後の祭りだけどね。

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