スパルタンが熟すまでの観察チェッーク!
 今年二〇一〇年は、春の気温が低めだったな。
なにしろサクラが咲いてから、そのあと雪まで降ったしよ。
そのわりには、オニール、ウェイマウスの順で、さほど遅れず例年どうり咲き始めたようだ。

 いつもの年より、やや遅れたが、大体は平年なみといったところか。
ウェイマウスとオニールは、スパルタンへの受粉用ね。
だが、今年の開花の時期は、やっぱり寒いでやんの。
最初の開花はオニールだったが、開花の時期に畑に立っても、昆虫なんか全然飛んでいねえや!。

 でも、もっと寒い時期に咲くウメだって、虫媒で受粉できるんだから、大丈夫さ、多分。
と、こんなことを言うのは、スパルタンに限っては、開花が大幅に遅れてズレこんだから。
明らかに開花が遅れて、その後もダラダラと開花が続いたから、こりゃ、収穫期間はずいぶんと遅くなってしまうぞ。
しかも強く伸びたシュートの枝のものほど、開花が遅い。

 スパルタンが熟すのは、今年は遅めの七月一日前後になるかなあ。
ひょっとして、ヨレヨレの弱小の枝をわざと残さないと、スパルタンは早生の果実が採れないのかなあ?。
開花が遅れたことは、良くいえば、晩霜の被害を受けにくいってことかもしれないけどさ。
スパルタンは早生の特徴がイマイチ弱いというか、不安定というべきか。

 一応、今年の開花をまとめておこう。
今年は春の寒波のため、全体的にやや遅れたが、まずサクラが開花したあとに、オニールが一番先に咲き、つづいてウェイマウスが咲き、今年はひときわ遅れてスパルタンが咲いた。
ハイブッシュブルーベリーは、開花してから約六十〜七十日後に熟すので、つまり二ヵ月後に熟すので、開花の時期を知っておけば、「○月○日ごろに果実を収穫して発送できます」と言えるので、開花の時期をチェックしておくのは、けっこう大事だったりする。



 というわけで、今年は収穫が遅めになるとわかっていたから、防鳥網のアミ張りを、なんだかんだと理由をつけては後回しにしていた。
じつは、防鳥網をセットするのが、オレは苦手でな。
ぎりぎりになってから、ようやくアミ張りを始めた。

写真
本当は道路に広げてはいけないのだろけど…、この先は道路の幅が半分以下になる。
黄色い道路標識は、下半分しか写ってないけど。
2010年6月12日撮影

 ブルーベリーにアミを被せている最中に、ふと見たら、ウェイマウスが熟し始めているのを発見!。
六月十日ごろから熟し始めていたようだ。
熟す前にアミを張り終えていないなんて、泥縄というか(ドロナワ=泥棒を捕まえてから縄をなう、という遅すぎる例え)、我ながら防鳥網を張り出すのが、おせえぞ!。
ウェイマウスは、今年は春先の寒波があったというのに、一週間ぐらい遅れただけで例年どうり熟し始めたのは、底力のある品種というべきか。

写真
ウェイマウスって少々悪い条件でも、大崩れせず安定した底力がある
2010年6月12日撮影

 一方、オニールは、花のうち、半分以下しか果実が付いていない。
オニールの未受精花は、果実とならずに赤っぽい弱小のガクだけ残っているから、ひとめでわかる。
昨年の豊作と違って、やや不作だ。
そのぶんだけ、果実は大実のものができたけど。

写真
この写真は前年のものだけど、今年はさらに半分以下しか成ってない

 そして、肝心のスパルタン。
接ぎ木スパルタンだが、どれも明らかに熟期が遅れた。
でも、接ぎ木をしていない自根樹のスパルタンのうち、一部の木だけが、ウェイマウスなみに早く熟し始めた。
一部分だけだから出荷するほどの量はないけど、予想外だったな。
スパルタンは早生品種といっても、その時期はかなりの幅と変動がある品種といえるみたいだ。

写真
これは接ぎ木のスパルタンではなく、自根樹のうち一部のスパルタンに成ったもの
2010年6月12日撮影

 一応、今年の結実もまとめておこう。
今年は春の寒波のため、全体的にやや遅れたがウェイマウスは平年並み、続いて熟すのはオニールで不作気味だが結構大粒、スパルタンは早く熟したものがあるものの大幅に遅れて七月一日前後の見込み。
って、とこだな。

 あ、そうそう、ブルーベリーではないけど、夏グミもウェイマウスと同時期に熟し始めた。
なんで、ここでわざわざグミの話題を持ち出したか、というと、赤いグミに対するトリの執着心はすごいものがあって、トリにグミを腹一杯食べてもらうことによって、ブルーベリーの被害を少なくしようという作戦なのさ。
防鳥網を張らなくてもいいくらいに、グミの方に集中してくれればいいのだが、まだ確認はしていない。

写真
まだ未熟果のグミだが、果実の表面が凸凹になってしまった
2010年6月12日撮影
2010月6月17日 記
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