ウサギ美味しいかの山
 ブルーベリーの枝が、ナイフでスパッと切られたようになっている、ことが多いのが、この冬の時期。
ギザギザに食いちぎられた切り口なら動物だとすぐわかるけど、そうじゃなくて、刃物で切られたように鋭利な切れ味なので、剪定ハサミでイタズラで切られたのかと思ったよ。
十年以上わからなかったが、ウサギが食べた跡だ。

 雪一面になって、野うさぎが食べるものがなくなって困っているためか、ぽつんと雪上に出たブルーベリーの枝を食って回るのだ。
値段の高い苗木が、あわれなことに、地上五センチほど残して、株元だけ残して、枝や幹は全部食われてなくなるという惨状。
ウサギは、人間がいないときに畑に出てくる。

 たとえ現行犯でウサギを見つけても、ウサギは猛ダッシュで逃げてしまう。
人間が帰ると、ウサギはまた出てくる。
そして、食い散らかして行ってしまう。
ウサギって、危うくなれば逃げるだけしかできない弱い動物らしいが、なんのなんの恐るべきウサギで、人間対ウサギでは、ただの手ぶらの人間では、ウサギ一匹にすらまったく勝てない。

 ウサギごっこで、もう、まったく手に負えんので、万里の長城みたいに網で取り囲むという防御策をしざるをえない。
万里の長城って、ムダの代表例みたいな言い方をされることがあるが、なんのなんの、オレはそうは思わねえよ。

写真
農園で見つけた夏のウサギ 2005年7月3日撮影

《写真説明》
那須高原で見つけた夏のウサギで、小さく写っているが、実際は十メートルほどで、大変近かった。
ウサギは横の方を向いているが、オレに気付いていないわけではなく、ウサギの目は顔の横についているので、こちらを凝視しているところだ。
オレが近付くと、脱兎のごとく、とはまさにこのことで、猛スピード連続ダッシュ(ひとっ飛び二メートル)でウサギは逃走した。

(ウサギの剪定の話は、つづきがある予定)

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