果樹園起業のお見合い恋愛結婚プレゼンテーション ※この話は実話です。
 メガロポリス東京から、美人が列車に乗って来た。
オレとの見合いのために、だ。
オレに恋愛素質があればよいが無いものはしょうがない、軟派な行為は軽んじて生きてきたのが災いして、こんなときいったいどうすればいいのか?。

 その人は、自然が好きで、またお店をもちたいという願望があって、いずれ実現したい、という。
ではそれに応えて、オレは『夢』と将来の仕事を語ろうと思う。
果樹園の中に小さな家を建てて、ジャムや洋菓子を作って暮らすという夢だ。

イメージ「あなた」♪もしも私が家を建てたなら

 言葉だけでなく、実際の具体例を見せよう。
その人に助手席に乗ってもらって、オレはある果樹園と喫茶店に向かってクルマをさっそうと走らせた。
その場所とは、果樹園に付属してお洒落な喫茶店があるところで、そこで摘み取り&お茶しようという計画だ。

 ブルーベリーの摘み取り体験をして、楽しさを知ってもらって、その後に喫茶店で休憩しながら夢を語ろうと思う。
時は七月で夏始めだが、幸いなことに梅雨明け前で曇りの天気だったので、幸いなことにそれほど暑くならず、またあまり日焼けせずにすみそうだ(美人が)。

写真写真写真
これらの写真はイメージです。

 とある結婚相談所でのプロフィールを見てその人を知ったわけで、得意な趣味は料理とのことだが、始めたいお店の業種は決まっていないというか、具体的にどうすればいいかはまだわからないようだった。

 結婚が転機になるかもとはいえ、それはこれから、オレが実際の場面を示そうと思う。
どうしたらいいかわからないというと、「どうしましょうかオレも」と優柔不断な態度では、恋愛の場では男性の主体性不足というか、ぐいぐいと力強くひっぱっていくタイプが好かれる、というアドバイスを読んでたしな。

つづく

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