ブルーベリーを抜きつ挿しつつ 発根の箇所
 というわけで失敗だらけの体験(省略)によると、まあ、手っ取り早く言うと、ブルーベリーの挿し木の難しさというのは、用土がピートモスという特殊なものを使うことと、あと、根っこが出ないうちから、葉っぱが伸びてしまうことにあると思う。

 挿し木しても、ブルーベリーの根っこがなかなか出ないことといったら、これが他の植物よりもかなりの重症でさ、一ヵ月以上も根が出てこないありさま。
伸びた葉が水分不足でしおれて、苗が枯れちまうがな。
だから毎日のように水をやるように、と本には書いてあるんだけどねえ…。

 あー、めんどくさいね。
オレは、少しの本数でもいいから早く根が出たものからポットに植え替えることにした。
苗を抜きつ挿しつつ数十本をとっかえひっかえしているうちに気付いたことがあった。
イラスト

 芽を半切りにすると、そこから早く根が出る、というコトだ。
なお、根は、切断面の下方から出やすい。
切断面の上部に「半切りにした芽」があっても、そこからの発根はあまりよろしくない。
根は、挿し木の最下端から出やすい。

 竹やり型に挿し木の底部を尖らせて、下端近くに「芽」を半切りにオレはわざとしてみたよ。
で、その結果は?。
うまくいったぜ。

写真
切断面の「芽」のところから発根しているが、
この写真ではあいにくだけど、ややわかりづらい。
2003年5月7日撮影

 挿し木のうち、七割くらいは芽の断面から最初に発根してきた。
芽を含まない切り方をしたものよりも、かなり早い。

 なお、切断のとき「芽」を狙うのは、作業がかなりめんどくさくなる。
かまわずに適当に切断して長期間かけて発根を待つ、という方法もそれなりに良いことを補足しておこう。

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