理路整然にできないよう〜!
 というわけで植え始める。
苗木の間隔は、すべて三メートルにするわけだ。
イラスト

 まず、三メートル計る。
三メートルずつ計りながら、畑の隅まで直線状に苗木を植えていく。
炎天下の畑で、メートルを計りながらの測量は、これが、やたらと誤差が出た。

 もう体はヨレヨレとなって、で、次の列となるのだが、えーとチドリだから、まず直角に三メートル離れて、そこから一・五メートルずらしてから、そこを起点にして、三メートル間隔で苗木を植えていけばいいんだな…っと。
ピタゴラスの定理を使って、つまり三メートルと四メートルと、斜めの部分は五メートルの三角形を、ヒモで作ると、直角が作れる(図解省略)。

 古代エジプト農民さながら、畑で行ったりきたりの測量だ。
これで苗木の間隔は、全て三メートル間隔っと…、思ったら、これが違ってやんの!

イラスト


 測量の起点には、苗木を植えてしまって、そこの真上には棒を立てられないので(苗が邪魔なのだ)、それの誤差かなと思いつつも、それにしてもなんか変だ。

(上記の説明は、イラスト入れても何言ってんのか理解できないと思うが、中略)
(後日、文章を書き直して改善予定)

 平方根(へいほうこん)の計算式をアタマの片隅からひっぱりだしてきて、うーん、うーん、考えて電卓もたたいて、えーと苗木を植える間は、最初は三メートルごとでいいが、その隣の列と列の間は二・六メートル、と、でた。
そこまで移動したら、また直角にまがって一・五メートル離れた位置から、三メートル間隔で植えればいい、というのがやっとの答え。

 もうオレは、野外の畑の上でこんな計算をやったわけで、アタマはショートして、やたらと歩くし、炎天と地面の水気で、測量用のヒモが伸び縮みする有り様で、誤差が三十センチ以上も発生する有り様で、えーい、いったん中止中止!。

※一言でいえば、樹間三メートル、列間二・六メートルで、千鳥植え、となる。

 またもやアタマを振り絞って考えて、もっとラクチンな方法はないかと試行錯誤した結果が、九メートルのメジャーを三本用意して(百円ショップで十メートルのメジャーを三個買った)これを三角にする。

 で、このメジャー上で、三メートルごとに棒を立てて、そこに苗木を植えた。
ひたすら我慢の子で作業を続けて、なんとか完了。
ああ、これでようやく、というか、実際にはもっとシチメンドクサイ事態がアレコレあったのだが、概要は以上!。

果樹園の始まりは数学で始まる、とでも言っておくとするか!。

 と締めくくりたいところで、後日、またすったもんだがあって、借地の返却というものが絡んで、引き揚げた苗木を別の土地に押し込むことになって、三メートル間隔じゃなくて二・五メートルに詰めて植え直しするハメに。

 まーたメジャー持って、寸法測りながら作業したのだが、これまた誤差でまくり。
苗木の列は、遠目に見ると、なにやら曲がってるし…あーもう、これでいいや!。

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