ヴィラデストで農園ランチコースを食べる
 邱永漢(きゅう えいかん)という人の連載があって、それをオレは毎日読んでいるんだ。
その内容は、経済情勢や新規独立、開業、商売の仕方や着眼点といったものだ。
果樹園を新しく作って開園という内容もある。

 ワインを作るためにブドウ園を作った人の話があって、なんだか良さそう、今年開店したばっかだというし、軽井沢西方でオレんちからは大遠征になるが、行ってみっかな。
そのときの内容
ヴィラデストホームページ

 二〇〇四年七月二十四日、「行きますっ!」(アムロ行きますというガンダムのセリフを少し真似)、水戸を高速発進、東京のベリーコテージに行って、ブルーベリー摘み取り&休憩してから、酷暑の埼玉県を走り抜けて軽井沢の高原に到達、そこからもうしばらく先に行って降りた先が、長野県佐久市近くのヴィラデスト ファームだ。

 オレの果樹園日記と何の関係があるか?といえば、ヴィラデストは、ブドウ園なんだ。
葡萄果樹園。
ただし食べる葡萄とは少し違っていて、ここのはワイン専用。

 今まで農業とは関係なかった人が(テレビや文筆業をやっていた人らしい)、土地を買って、ブドウの苗木を植えて、ワイン製造機器も揃えた。
ワイナリーを作ったわけだ。
ワイナリーというのは、西欧では果樹園というよりも、それよりもランクが上の枠といっていい。

「ヴィラデストガーデンファーム アンド ワイナリー」では、ワインをたしなむレストランも開設した、というのが、ひととおりの流れの説明となる。
今はまだブドウの収穫時期でもないからブドウは食べられないし、ワインもまだ製造数が少なくてワインは買えないし、で、オレがなにしに行ったかといえば、レストランに食事に行った、のと、参考のため見学に、そして、平地の酷暑に耐えかねて。

 なにしろ暑いんさ、とくに埼玉群馬あたり。
高原がイイ。

 ヴィラデストに入って、ランチコースで二千五百円というのを頼んだら、フランス料理の本格派料理が出てきた。
自園で採れた新鮮な野菜を使っているという。
ホロホロ鳥のローストも美味しかった。
美人のウェイトレスが大勢いてすごく親切で優しいし、食事をした部屋も料理の内容も、清潔だし美味だったと答えておこう。

写真
2004年7月24日撮影

 室内にあった雑誌でヴィラデストの記事を片っ端から読んで、購入した園主の本も読んで(ワイナリー訪問記をまとめたもの)、食後は、展覧室で園主の絵画を眺めた。
絵はとても精密。
絵画の中では、オレはブルーベリーの果実の絵が好きだな。

 オレは農作業や栽培で、ダサさや汚れ仕事に縁が近いと思われているかもしれないが、いやなに、オレは日頃の下品なトラブルは見過ぎてうんざりしているし、不潔なのは嫌だし、オレはオレは、高貴でオシャレで上品で優雅な美味な清潔で、でありたいね。

写真
2004年7月24日撮影

 ヴィラデストのハイレベルな内容に満足して、食後はもうすっかり上品な気分に浸って、庭のイングリッシュガーデンの撮影に出かけた。
庭のガーデンは、きちんと作られていて、とくに、野菜やくだものも植えられているのが、一風変わっている。
オレとしてはこの方がうれしいね。

 おお、ブラックラズベリー見っけ(ブラックベリーとは違い、黒実のラズベリー)、ブラックベリーもあるし、ワイルドストロベリーは実がなってるし、ブラックカランツも実が成っているのは、ここは高原で気温が低いから、今の盛夏の時期に成っているのかな。

 ジュンベリーの苗木見っけ、小玉のリンゴ見っけ、巨大食用アザミのアーテチョーク見っけ、クリーム色トウガラシや黒三角トウガラシ見っけ、ズッキーニという細長カボチャ見っけ。
オレは食べ物(特に実が成るタイプ)のガーニングが好きだな。

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