ベリーコテージへ摘み取り訪問
 那須高原で楽しんでから、このまま茨城の自宅に帰るのは、なんだか、さみしく物足りない感じがした。
そうだ、東京のブルーベリー園「ベリーコテージ」に寄ってみよう!。
高原から、南の大都会へと、一気に南下。
二〇〇二年七月二十四日のことだ。

 首都圏の高速道路は混むねえ、と痛感しながらも、東京郊外のベリーコテージに到着っ。
ベリーコテージには、以前に一度来たことがあって、そのときは真冬で収穫できなかったが、今回は収穫最盛期だ。
と、ブルーベリー園に入る前に、ぐるっと、周りの土地を一周してみた。
一種の下見というわけさ。
住宅の市街地の中に、こつぜんとブルーベリーの果樹園がある、ので、ちょっと、とまどってしまう。

 畑や果樹園の手入れは?、雑草は?、と、オレは一周しながら見る。
ブルーベリー園は、とても清潔で、丁寧に管理されている、というのが印象だ。
よし、行くぞう。
ベリーコテージの営業時間は、数日前に電話で確認して、月曜日は定休日で、今の時期は朝の九時からやっている、と聞いていた。

 ベリーコテージのドアを開けて呼ぶと、アルバイトらしき女の子が来た。
「ブルーベリーの摘み取りをしたいのですが」と言うと、「御予約されましたか?」と尋ねられたので、してないオレは返答に困った。
ひょっとして、オレ、もう帰されちゃうわけ?。
どうなるかと思っていると、「キャンセルのお客さんがいたので大丈夫ですよ」とのことで、入園することができた。
摘み取りの説明を受けてから、さっそく摘み取り開始!。

 渡されたザルは、果実が約一キログラム入るという。
百グラムにつき二百円だから、満杯で二千円ね。
さっそく摘み始める。
果実は、ティフブルーとホームベルとウッダードが中心。
味は甘い。
酸っぱさをほとんど感じない、というわけで、うむ、確かに以前に聞いた話のとおりだ。

 地面は、杉皮のチップだ。
半年前に見た時は、園の敷地全部ではなかったが、今は見事に全面被覆して良好だ。
雑草はほとんどなし。
開園早々のせいか、ラビットアイの粒が大きめで、カゴに果実がドンドンたまって、規定時間の三十分以内で一キログラム収穫完了!。

ベリーコテージの果実たち
 計量のため受付に戻ろうとしていると、ブルーベリーのアイスクリーム販売所に、経営者の関塚直子さんが居るじゃありませんか!。
ちょっと待ってから、関塚直子さんから収穫期の果樹園をご案内〜。
とくに試作の果樹の紹介、というわけで付いて行くと、このブルーの素敵な果実の木は何?、プルーンの木だ。


写真
※注意 写真を撮るのを忘れたので、これは茨城県での別の木のプルーン

 とっても見事に鈴なりのプルーンで、ブルーベリーとは違った青い果実で、もう都会的でステキな果実。
木の形も美しい。
他に試作果樹として、苺の木、というのがあって、名前は可愛らしくても「味が悪い」とのことで、これは御失敗の様子。
コーネリアンチェリーという、実の成りの数がイマイチだけども、変わった木もあり、果実がサクランボみたいだ。

 ブルーベリーは、ラビットアイブルーベリーの品種「フェスティバル」の味を検証。
ラビットアイにも品種イロイロあるが、今後の期待の新品種のものだ。
以前に関塚直子さんに教えてもらって、オレのブルーベリー栽培はフェスティバルを主力にすることにして、西暦二千年ちょうどの年に植えていた。

 が、それが味も量も、まだ本格的ではないので、つまりオレんとこではまだまだだったので、関塚さんちの園で味見する必要があった。
うむ、うまいぞ。
なお甘さについては、ホームベルがとくに甘い。
ベリーコテージでは、ホームベルの果実も大きめで、素晴らしい出来映えだ。

ベリーな喫茶ログハウス
 お次は、オレとしてもお待ちかねのログハウス喫茶店内で、ひと休みだ。
ブルーベリーの、ジュース、ケーキ、ヨーグルト、パフェ、プリン、などメニューにいろいろあって、どんどん注文して食べてみる。
ブルーベリープリンは、紫色のプリンにデコレーションが各種載って、上品な仕上がりとおいしい味。

写真
この写真はオレが撮影したものではなく
T&F 自然日記 2000年8月11日
から引用したものだ

 とってもうまかったよん。
ブルーベリーシェイクを注文しようとしたら、ブルーベリージュースがオススメとのこと。
届いたジュースを見て納得。
冷えたブルーベリージュースは半固形のシェイク状態で、挿したストローが倒れないんだから。
果実の固形成分も多く、果汁の成分が非常に濃い証拠だ。

 パフェは、ジャム、果実、ホイップ、ソフトクリーム、をグラス内に段々重ねにして、仕上がりも美しく作ってある。
なんて器用なんだろう!。
と驚きつつも、あー、これもおいちかった。

 お客さんは、店内に三十名ぐらいいて大盛況。
オレが見たところ、摘み取り時間よりも、店内にいる時間の方が長いようだ。
冷房も効いて居心地がいいし、店内のメニューを注文して食べるのが、金額的にも結構大きかったりする。

 あ、そうだ、お客さんを全部で三十〜四十名ぐらい見たけど、ものの見事に「全員女性」だ。
男の客はオレだけ、アハハ(汗)。
主婦層が中心のようで、舌の味覚は男女同じだと思っていたが、明らかに差があるんだねえ。

ベリーコテージのホームページ

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