横浜のスイーツを見に行こう
 ちょいと行ってきました横浜の街(二〇〇六年十月八日)。
横浜駅前にある高級デバート「そごう」の正面から入ると、デバートの顔としていきなり並んでいるのが、イチゴやブルーベリーを使ったショートケーキのガラスケースの数々だ。
めっちゃカラフルな綺麗な可愛いケーキがずらずらずらと並びまくっている。

 売り場は一つだけでなく、別のところでもケーキが並び(テナント別か?)、売り場はたくさんあって、パティシエが作ったと思われる見事なケーキがぎっしり並んでいる。

 パティシエの素材のひとつとして、イチゴに続いてブルーベリーは大活躍しているわけだ。
ブルーベリーのブルーム(表面の白い粉)は落ち気味なので、ブルーというよりは黒っぽい果実だが、背景のケーキがなにしろ真っ白なので、つや消しダークブルーの色合いになって、綺麗なケーキのトッピングとして鎮座してる。

 オレ、そのブルーベリーケーキ買ってみたよ。
味?、うまかった。
時期はもう十月で、成熟時期とはズレてしまっているが、どこから果実を仕入れたか知らないが、ちゃんとしたうまいブルーベリーの果実だった。
ブルーベリーの果実がこれほどまでに大事に、素敵に、優雅に、高価に、すっごく高級に沢山扱われている例を、オレは今まで他に知らないぞ。



 それらパティシエケーキの売り場の中に果物販売コーナーがあって、柿一個が千五百円?、一個百五十円かと思ったが、いや違う、ちゃんと一個千円以上という目玉ひんむくような値段がついていたのは、千疋屋(せんびきや)のコーナーであった。

 値段に見合うような見事な品質のものを販売しているらしい。
柿は大玉の平核無(ひらたねなし)だ。
贈答用としての意味合いが強いと思うが、いずれ買ってみて味見してみたいねえー。

 ちょっと記憶が混乱して、この柿を売ってたのは「そごう」だったと思うが、千疋屋の売り場は東京駅の地下街でも見かけた。
もちろん、値段は同じぐらいだ。



 横浜中華街におじゃま。
お店の店頭にならんでいる、ありゃなんだ?。
ドリアンじゃねーか。

 ありがたいことに、切り身(?)にして、細切れで三百〜四百円にして売ってる。
ひとつ買って、店内にテーブルと椅子があったので(本来は試食用の椅子ではないらしい)、そこに座って、切り身を覆ったラップを剥がしてみる。

 モワ〜ッと、ニオイが!。
ドリアン名物の悪臭のようで、切り身だったのでウッカリ気付かなかったが、ドリアンの丸の果実の悪臭はすごいものがあるらしいと本で読んで知っていたが、まあ、今回のオレが購入したものはすごく薄い臭いのようだけど、それでもなにやら硫化水素の臭いがする。

 硫化水素というのは、卵の腐ったような(と表現される)、ドブのような、屁のような臭いで、それがフルーツから匂ってくるというのは、えらい問題ではある。
かまわずかぶりつくと、極めてネットリと、ジューシーで、びじゅるーっな食感で、相当な美味ぶりだ。

 完熟イチジクに似てるが、さらに高級で、ハイソで、セレブで、毒々しい美味さというか、美味を通り越した臭さというか、ものすんごい癖のある癖になりそーな味の果物でありやんした。
ごちそーさま。



 おっと、アレなになに?と店頭の品をチェック入れてるオレが見つけたのは、ナツメの袋だ。
ナツメというのは、夏目漱石を連想してしまうかもしれないが、いや、しないかもしれないが、ナツメという果物があって、超小型のリンゴみたいな形と味がする果物だ。

 まあ、日本国内では家庭果樹のひとつとして、重視されないというか、今の子供たちが食うかどうかたぶん(ほとんど)全く食わない小果樹ではないかとオレは思っていたりするが、なんとかしたいオレとしてはナツメの本場の中国産棗(なつめ)の製品を試しに買ったワケである。

 翌日、袋をバリバリと開けてみると、袋の表示には蜂蜜漬けとあるので、こりゃ甘そうだ。
お味は?。
なじみはないが、べつに不味いというほどのことでもない。
うーん、べつになにも問題なく、甘い果物で美味しい食べ物であった。

 一応補足すると、寒くて乾燥する土地でもナツメの樹は育って、中国の産地では大事な果樹として、干したりして、中華料理の素材として使われているらしい。
本場では品種改良も進んで、オレが買ったナツメの袋のものは、果実のサイズも日本のナツメよりも大きなものであった。



 さてさて、今回カメラを持参しなかったので、写真なし。
高級な果物、南国のトロピカルフルーツ、珍しい果物、などは、オレが住んでいるような地方では、水戸のよーな地方都市でも、なかなか見られないものであったが、大都会東京に行けばなんでもある(?)と思ったがどの店でもあるものでもなかったが、横浜はかなりの確率で出会えるというのが実感だった。
2006年10月9日 記
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