うちのサルナシ、育てて十年を超える
 オレが育てているサルナシ、今年も小さな実がけっこうよく着いた。
この苗を買ったのは何年前だったかなあ?。
果樹園日記を再検索してみたら、もう十年以上も経ってら。

 さて、この十年一昔前に買ったサルナシ君、毎年よく果実を付ける。
晩秋までそのままにしておけば、樹に付いたままで熟する。
だけどな!。
11月でも気温が高い日があるので、果実が熟し過ぎて腐ってしまうものがある。

 腐っているのを口に入れて噛んでしまうと、うっはーッ!、すげー味っ!。
でも防ぐ方法はある。
早めのうちに全部収穫して、冷蔵庫に入れておく。
冷蔵庫に入れて置くと、ゆっくり熟していって、また、低温だから腐らない。

写真
今年収穫したサルナシ
2012年11月15日撮影

 ってなワケで、今年も10月20日に収穫。
冷蔵庫に入れといた。
一ヶ月ほどしたら、ほど良く熟して、出来上がってた。
こうなれば、ながら食いで、見ながらとか脇見しながら、片手で無造作につまんで食っても、まあまあ、食える。

 なぜ、まあまあ食える、という表現なのかというと、オレが栽培しているサルナシは、あんまりウマくなくてさ。
サルナシによっては美味しいものがあるだろうけど、ウチのは味がイマイチだ。
どっちかというと、実がよく成ることが最優先で、味については二の次の系統だ。


うちのサルナシって、一才サルナシか

 今年2012年は、庭のサルナシの根元もよく見てみたら、3本の苗木が植えられていることがわかった。
思い起こせば、ホームセンターで鉢植えのサルナシを買って、地面に植えたとき、鉢に植えられていた苗が1本でなく3本に株分けできる状態だったので、3本バラバラにして植えた、…という経緯だったような気がする、多分。

 オレ、てっきり、鉢の中にオスとメスの小さな苗が一緒にされて、売られていたのだろうと思った。
だけど、庭で育っている3本のサルナシを観察すると、不思議なことに、3本の木にそれぞれぎっしりと実が成っているんだぜ。
全部メスの木か〜?。
実が成らないオスの木はどうなったんだよ〜?

写真
6月に葉っぱがなぜか黄色に。2012年6月24日撮影

 サルナシやキウイには、オスとメスの花を一緒に咲かせる両性花が着くタイプがあるので、ウチは3本ともこれなんじゃねーかなあ。
ネットで調べてみると、一才サルナシというものが、両性花で自家結実性があるようで、実も成り易いみたいだから、ウチのもこれなんじゃねえか?。
一才性の品種なら、味についても、まあ納得できる。


今後の作戦を検討中
 ここで、キウイの話を急に割り込むことにするが、オレのキウイは毎年のことだけど、オスの木がうまく花が咲かないことが多い。
伸び過ぎた枝を切り詰めたら、今年2012年はまったくオス花が咲かなかった。
あちゃー、失敗!。
メスの木は、どっかの家の花粉のおかげで、実ったけどな。

 どうもうちのオスは発育旺盛すぎて、開花しにくいようだ。
サルナシもツルが生い茂るが、でもキウイの樹よりも、ずいぶんと小振りだ。
枝の伸びは1mほど伸びるものもあるが、サルナシは短い枝も多いので、全体としてはせいぜいタテヨコ2メートルほどに留まって、こじんまりと小柄な樹にとどまっている。

 これを見て、おお、そうだ、サルナシは、単なる花粉提供用として活用してみるか?。
なにしろ、キウイのオス木が不調なんだから、その代役として使ってもいいじゃないか。
キウイの近くに、移植させちまおう。


紅妃の導入を検討

 ちょうどそのころ。
水戸市の農産物直売所で、紅妃(こうひ)というキウイを見つけた。
この名前は園芸カタログで知っていた。
輪切りの写真を見ると、果実の中心部が鮮やかな赤さで、綺麗だ。

 糖度もすごく高くて、甘くて美味しいという。
苗木の値段が高いので、園芸カタログでは注文しなかったが、それと同じ果実が農産物直売所で売られていたわけよ。
生産者シールの住所を見ると、水戸市内で栽培されたものだ。

 ほう〜。
味見のため、オレは買って食べてみることにした。
お味は…。
ホントだ、美味しい。
果実サイズはやや小さいけれど、さほど小玉という印象はしない。

 それに紅妃は果実の表面に毛がない。
キウイを家庭で栽培すると、欠点は毛深いことで(市販品はブラシがけ済み)、人にあげるとき、まな板がキウイの毛で汚れるというので、嫌がられたのを思い出した。
だからオレはキウイを収穫するとき、軍手はめてゴシゴシこすって毛を落としたもんだ。

 この毛取り?が面倒だったことを思うと、紅妃はかなり有利だ。
また、紅妃は木になったままでも、追熟不要というほどではないらしいが、完熟に近い状態になるようだ。
ただし!この点については、鳥獣ならかまわず食べたりするので、被害が出る可能性はある。

 キウイの追熟についても香緑で毎年やっているんだけど、意外と難しくてなあ〜。
暖かいと、キウイが追熟中に変質して、腐ってしまう。
だから暖かい部屋に保管しておくわけにはいかない。
サルナシだって、常温では腐り易いしさ。

 紅妃は10月中には採れてしまうみたいで、まだ暖かい時期なので、長期保管は難しいかも。
かなりの早生品種だ。
その影響か紅妃は開花も早くて、従来のキウイ用のオスは、開花期が合わないのだという。
うーむ。
サルナシの開花なら、ちょうど合うかもな。



 ともあれ、今まで述べたことを、まとめてみよう。
自宅に植えたサルナシは、移植して、畑のキウイに受粉樹として活用をはかる。
キウイの正式なオス樹が不振気味なので、ちょうどいい。

 紅妃という新品種のキウイも、来年2013年には新規導入して、これは開花期が早いようなので、サルナシの開花期で合うかもしれないから、要観察しとく。
オレとしては、こういう作戦で、来年以降いってみるとしよう。
2012年12月26日 記
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