マルベリーのビクトリア初収穫
 マルベリーとは桑の実だが、果実用の園芸品種としてけっこうイロイロある。
その中でも、マルベリーの中でも、ビクトリアという品種は糖度が高い、と聞きつけた。
じゃあ、これがいい。
オレはさっそく飛びついた。

 飛びついたワケには、糖度が低い桑の実、というものをオレはすでに植えてて困っていたからなんだ。
オレが以前植えたり、各地で食べた経験では、大実のものは、味が薄いというか甘味が足りないというか、大味な感じがした。

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ホームセンターで買ったスイートマルベリーか鈴なり桑(名前忘れた)

 ここで補足説明を入れておこう。
蚕用の桑の木というものは、これはカイコ用の葉っぱを食べさせるため昔は植えられていたものだ。
この蚕用の桑の品種で、最も一般的なものが「一ノ瀬(いちのせ)」だという。

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これは養蚕用の木になっていた桑の実で、たぶん一ノ瀬?
ネット上の情報によると、一果平均1gで小振り
2001年6月2日撮影

 蚕用の桑というものは、葉っぱが大事で、果実はどうでもいい存在だったと思うが、意外なことに、養蚕用の「一ノ瀬」は、糖度が高い品種だった。
一方、マルベリーとして大きな実がなる品種は、大きな実が成るものの、「一ノ瀬」ほどには糖度が上がらないという意外な欠点があった。

 そんな事情は植えた後から知ったことだったが、そうならオレは「一ノ瀬」の苗木がいい。
と思っても、入手するにはどうすればいいのやら困っていたところ、マルベリーの中でもビクトリアという桑の実なら、これは品質が高いそうで、インターネット上で入手できるそうだ。
というわけで、オレはビクトリアを買って植えてみたわけさ。

 そして、苦節数年。
今年、その実が成ったわけよ。
期待しつつ、指で収穫して、食べてみる。
こ、この味は!…。

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那須高原に植えたビクトリア
2008年6月24日撮影

 ふつうだ。
別に糖度高いというわけじゃない。
単なる普通の「大実クワ」というか単なるマルベリーというか。
あっさり味だったわけだが、でも、もっとはるかに重大な問題があった。

 那須高原に植えたが気温が低いため、熟した時期が梅雨の真っ最中にズレこんでしまい、熟すやいなや腐ってしまう、という深刻な事態だ。
そのため、収穫時期のうちで、初期の一部分しか採れなかった。

写真
マルベリーのビクトリア
2008年6月24日撮影

 うーん、またか。
関東平野部なら、六月上旬の梅雨入り前に収穫できるのだが、高原ではなにしろ熟期が遅いうえに雨も多いので、山の畑の桑の実を、小籠に摘むのは幻だったか。
今後の課題としよう。
2008年7月25日 記
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