クールな香りのミント
もうひとつ、ウチには別のミントがあった。
「風の谷ブルーベリーファーム」で、もらってきたミントだ。
そこでは、休耕田で野生化してぎっしり生えているそうで、それをポット苗として頂いてきたものだ。
ことの最初は、茨城新聞に、福島県いわき市の「風の谷ブルーベリーファーム」の記事が載っていたことだ。
しばらくしてからメールしたら、風の谷ブルーベリーファームの園主は、すでにオレのことをご存知であった。
意外なことに、風の谷ブルーベリーファームでは、オレの果樹園日記を読んで、お手本にしたという。
オレの試行錯誤しながらの果樹栽培についてを、ホームページで読んで、それを勉強にしたというか、お手本にしたということだった。
オレの果樹園日記をモトにしていただけるなんて、光栄だ。
だがな…、問題だと思うのは、オレの果樹園日記を教科書にして、本当に大丈夫なのだろうか?。
すっごく心配だ。
結果的に数年経ってから現在の状況でいえば、風の谷ブルーベリーファームは、オレの園のレベルを遥かに追い越して、ずっと充実しているけどな。
大きな樽を使った看板と建設中の建物
2007年10月28日撮影
さて、ファームにお伺いして昼食のピザ焼きをごちそうになったりして、帰ろうとしたところ、ミントの苗をくれるという。
ミント?。
休耕田にいっぱい生えているのだという。
オレは甘いフルーツに興味はあっても、ハーブや香りの草には、イマイチ興味は薄かったが、せっかくくれるというのだから、園主の奥様から、ポットに植えられたミント苗をもらってきた。
鮮烈にクールミントガムの香り
ミントって、北国のイメージがあったので、オレはてっきり冷涼地向きの植物だと思った。
北海道とかさ。
そのため、そのポットのミント苗は、日陰気味というか、半日陰の場所に植えておいた。
それから数年。
が、何年たっても、小さいヒョロっとしたままで、あんまり成長しなかった。
一応管理はしていたので、全滅は逃れたが、増えもせず、数本のままだった。
だがな、そのころから、このミントは異彩を放っていた。
葉っぱを一枚むしって、指先ですりつぶすと、クールミントガムの匂いが強く香るのだ。
おおっー、まさにクールミントガムそのもの。
スーッと臭うし、香り方が強い。
クールミントガムだぜ、クールミント。
すでにあったアップルミントやスペアミントとは、明らかにニオイが違う。
何という種類のミントだろうか?。
クールミントガムの匂いに似ているから、クールミントか?。
とりあえずオレは、このミントはクールミントだと勝手に決めつけていたが、後年になってからというか、最近になってからわかったこととしては、『ペパーミント』ということがわかった。
ペパーって、香辛料のペッパーという意味かと連想したが、でも、ペパーとペッパーは関係なさげだが、ミントには他にもナントカミント、カントカミントだのごちゃごちゃいっぱい種類がありすぎて、わけわかんなくなりそう。
まだつづく
2010.12.22 記
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