過繁茂のトマトを一本仕立てで復活
 親がやってた家庭菜園のトマトを、急遽、オレが代わりに引き継ぐことになった。
トシだからしょうがないわな。
当初オレがやることになるとは思わなかったから、しばらくの間は、菜園をほったらかしだった。

 でも、赤いトマトが見えたときは収穫していた。
食うだけだな、オレは。
が、モジャモジャ〜と、雑草とともにトマトもこんがらがってきた。
そして、赤いトマトがとれなくなってきた。

 ありゃりゃ。
過繁茂と雑草によって、結実不良か。
トマトが採れなくなったのは、あまりに茂り過ぎが原因だろう、と推定した。
雑草もたんまりと混じっているしな。

 支柱もあったが、トマトが伸び出してからは、脇芽などがその支柱から離れて、あっちこっちと勝手気ままに伸びまくっていた。
とりあえず、改善してみるか。
まずは緊急対策として、すっきりさせることが最優先だ!。



 トマト栽培の知識としては、一本立てというものを知っていた。
トマト一本につき、長い支柱を一本、立てる。
トマトが伸びていくにつれ、その支柱にヒモで結びつけていき、どんどん高く育てていく。
途中の幹から脇芽も出てくるが、それらは取り除く。

 という栽培方法だ。
家庭菜園の本によると、トマトでは最も代表的な栽培の仕方だ。
ウム、これでいこう。
現況のモジャモジャが、一本立ちになって、すっきりしそうだ。
これならクリスマスツリーのようにすっきりと立ち姿になり、一本の木のようになって、オレの好きな果樹栽培にけっこう似てるし。

 ということで、いざ、トマトの余分な枝をむしり始めることを開始!。
雑草も取り除く。
それにしてもすごい量だ。
おまけに、トマトの枝の汁って、かなり臭う。

 暑いし、汗は吹き出るし、大量の枝の廃棄物が出て、なんだかワケわからなくなってきたので、トマトの枝は良く伸びたものだけを数本残して、あとは全て取り除く、という作戦でいく。
力もいるし、さわやかさとは無縁の汚れ作業だ。

 良く伸びたものは長い棒を用意してそれにくくりつけたが、トマトの幹って簡単にポキポキ折れが入ってしまう!。
なんじゃこりゃあ!。
曲がった幹をまっすぐな棒にゆわえつけるなんて、なんだか無理だ。
仕方ないから、地面付近は這うような曲がった幹のままにして、立ち上がった幹の部分からまっすぐな棒にゆわえつけた。

 真夏のクソ暑い時期に、汗ぐたぐたになって、重労働だ。
オラオラオラーッ!。
なんてこったい。
大量に出たトマトの余り枝は、脇の方にどけといた。

 この余った枝葉は、耕耘機で地中にすきこめばいいと思ったが、枝葉が長過ぎて、これじゃロータリーに絡まってしまいそうだ。
耕耘機持っていないけど。

 そこで、自家用として持っているミニユンボを、家庭菜園に突入だ!。
家庭菜園を油圧ショベルで耕すとは、まったく場違いも甚だしいが、三十坪あるから手作業だけでは広すぎて手に負えねえしよ。
シャベルで掘ったら汗まみれになる大穴掘りは、ユンボでほじくったことで、これでようやくラクになった。

写真
これは家庭菜園ではなく、那須高原での姿

 トマトの余った枝は、土をかぶせたり、大穴に落とし込んで土をかぶせたりして、なんとかすっきりした。
ふう〜っ、やれやれっと。
いざ、このあとの展開はいかに?。



 トマトの支柱は、ブルーベリー用に買い溜めしておいた二・七メートルのイボ竹を使った。
イボ竹は、ふつうホームセンターなどでは、二・四メートルまでしか売っていないのだが、二・七メートルが珍しくあったので、買い置きしておいたのだ。

 このイボ竹に、トマトの幹をひもでゆわえつけていく。
ヒモは、イネ束を結ぶときに使うバインダーの麻糸を使った。
この糸は、地面に捨てても腐るから。
というか、ユンボでほじくっているとき、地中からビニルのヒモだの腐らない小さなゴミが、出るわ出るわで、いちいち拾ったけどな。

 さてさて、肝心の収穫の方は改善したか?。
まあ…、ちゃんと花は再び咲き出したし、花一段につき一個ぐらいの結実で少ないが、成ってる。
とりあえずは回復したとみていいだろう。

写真
雨避けのビニルはあるが高さが足りず頭がつかえるので、ビニルの脇から伸ばしてある。
地面の茶色のものは、泥跳ね防止用に敷いたオガクズ
2011年9月3日 撮影

 それにしても脇芽の伸びがすげえ。
脇芽が長く伸びてしまうと、トマトはとたんに実が成らなくなるとのことだ。
でも、根元付近は、一本棒にまっすぐゆわえつけることができず、根元付近はS字状に曲がってしまったので、そこから脇芽がどんどん伸び出してしまう。
いつのまにか二十センチにも伸びてて、丈夫になって指でちぎりとれない!。

 それでもむりやり引きちぎったが、指先が臭うのなんのって。
脇芽と書いて、これは「わきめ」と読むことになっているが、「わきが」と読んでも間違いではないので、脇芽(わきが)で指先が臭うって、わきがのニオイかよっ!。

 そんな、わきめをこまめにチェックすることは、元から植えた栽植間隔が狭くて見回りしにくい…。
ちょっとアレコレと、もっともっと改善できる余地がありそうだ。
もっと広い間隔で植えて、もっと幹がまっすぐ伸びるようにしてさ。
それは来年以降のオレの課題にしておこう。
2011月9月3日 記
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