ぐみの苗木は挿し木で
 グミの凸凹果実には困っている。
植え始めの数年間はいつもキレイな果実が採れるので、そのことから判断すると、一言でいえば連作障害だということがわかった。
だから、新しい苗木を作らなくちゃ、と思うのだが、グミの苗木を作るのは、どうすればいいのだろう?。

写真
まだ未熟果のグミだが、果実の表面が凸凹になってしまった
2010年6月12日撮影

 ブルーベリーみたいに、根元の地面から新しい苗が生えてくれば、株分けできるのだが。
生えてこないし。
グミ、観察しつづけていても、根元から生えてこないぞ!。

 それでも地面付近から枝分かれしたものがあったら、地面に近いことだし、ひょっとして少しは根っこが付いているかもな。
幸い、地表付近から新しく生えてきた枝があった。
で、あとで慎重に切り取ってみた。
根っこは?。
ダメだ。
根がないっ!。

 というわけで、何年たっても、新しい苗が確保できなかった。
びっくりグミならともかく、ナツグミなんて、苗は滅多に売られてねーし。
困った。
大量の果実が(凸凹のな)地面に落ちているのだから、落ちたタネが地面から芽が生えてきてもよさそうだ。
地面をあさったが、これまた、苗が皆無。

写真
熟しても果実の表面が凸凹のまま
2005年6月18日撮影



 新たな苗を植えれば、豊満果実が得られるという良きアイデアがあっても、新しい苗が入手できん!。
どうしよう。
こうなったからには、グミの株というか一部の太い根っこを1本掘り上げて、これを切り取ってさ、それを地面に植えてみよう。
ナツメの場合だったら、苗は、こうやってふやすらしい。

 そう覚悟を決めて、いざ、実現のときがきた。
2011年の冬(1〜2月?)、グミの木の根元から、ムリヤリ根っこを引きちぎった。
強引!。

 ひきちぎったはいいものの、根っこがあんまりついてない。
ん〜。
でも、一応、根もついてるから、とりあえず、これで良しとしよう。
でもでも!、果樹の専門書にグミのことも載っててな。
グミって、挿し木できるのだという。
比較的には簡単らしい。

 そうけ?。
といっても、オレはやったことなかった。
苗床つくって、挿し木して、管理の毎日というのが、オレはニガテでな〜。
で、思いっきり横着を決め込んで、さっき植えた根っことともに、グミの枝をじかに地面に突き刺してみた。

 なにしろ引きちぎった根っこは、地上部が十センチぐらいしかないから、目立たない。
よって、長く伸びたグミの枝、60センチぐらいにまっすぐ伸びたグミの一年枝を、植木ハサミで切り取って、地面に突き刺しておいた。
どうだい、これで?。
目印の棒にもなる。



 さて、その結果はいかに?。
春、葉っぱが伸びてきた。
挿し木って、根っこが伸びてないのに、葉っぱだけ伸びることがある。
だから、安心できない。
オレは、そのまま放置しておいた。

 その後、挿し木した長いグミの枝には、花が咲いてしまったけどな。
咲いたまま放置、放置。
確か夏か秋だと思うが、発根を確認するときがやってきた。

 根っこごと引きちぎったものは、新しい芽と枝が伸びて、しっかり活着しているのが判明している。
これは心配いらない。
心配なのは、長い枝を突き刺したものだ。
これに根はでたのか?

 結果はいかに?。
引っこ抜いてみる。
おう、意外なことに、枝の先端から根がでてるじゃないか!。
挿し木床も用いず、単に枝を、地面に突き刺しただけなんだぜ。

 発根、簡単じゃん。
ナツグミの新しい苗木を簡単に作れることがわかり、すっかり安心したオレであった。
これで、グミを順次、新しく植えて、豊満果実を得られよう。
よかった、よかった。
2011月12月30日 記
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