ユスラウメ初めて豊作
 花がぎっしり咲いて、ぎっしりと幼果がついても、成熟寸前にバタバタバタ…と無惨な落果が続いていたのが、オレの栽培するユスラウメだった。
毎年、だよ!。

 もう期待もしなくなって、半ば放置していた。
収穫を楽しみにしながらも収穫直前に全滅!、というのを毎年繰り替えしていれば、そりゃ期待もしなくなるわな。
そしたら、その油断を突いて今年ぎっしり完熟してしまった。

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2008年6月24日撮影
植えたのは那須の畑だ

 不意打ちをくらった豊作なので(楽しみに待ち焦がれていなかったので)、感動がいまひとつ盛り上がらない気分なんだが、ともあれ、めでたいことだ。
ひとつずつ摘んでは、口に入れてみる。
うん、まあ、うまい方だ。

 サクランボに似た味だが、やや甘酸ともに淡い。
が、お隣に植えたグミ(これまた超大量に実った)よりは、かなりユスラウメは上品で、美味しい部類に入る。
果実の形もいい。
いちいち一個ずつ食べるよりは、いきなり五個だの十個近くまとめてお口に入れて、ボリボリ食ってしまった方が美味しくなるような気がする。

 真っ赤な小さな果実を、口いっぱい、お腹いっぱい食べる幸せとでもいおうか。
いいねえ〜。
サクランボのようなタネがあるので、口いっぱい入れたあとは、ブブブブブブッと機関銃のようにタネを吐き出さなくちゃならない。

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2008年6月24日撮影

 それにしても大量に成っている。
食べても食べても樹に成ってる数が減らないので、料理か加工にでもしようと、ボウルにまとめて収穫してみた。
せっせと採る。
採っても採っても、飽きてしまってもまだまだ採り切れず、採り切れないほどの幸せも味わったのであった。
2008.6.29 記
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