ユズが大きく育ったら育ったで
おお、そうだ、収穫の話だよ、それはどうなったか。
七年目くらいから成るようになったんだ。
柚がゴテゴテゴテと大量になって、全部収穫して、それは嬉しいことだ。
問題はその後だ。
ユズの利用として、調味料とか、風味付け、がある。
それに使うのは、それで良い。
でもな、それの消費は少ないものだ。
調味料とか、風味付け、に使うなら、ユズの果実が二、三個だけでも、けっこう間に合うわけよ。
2010年11月 撮影
だが、でかく育ったユズの木から、軽〜く、二、三十個、というたくさんの果実が採れてしまうと、何に使ったらいいのか、本当に使い道に困るありさま。
ミカンのように皮をむいてそのまま食べれればいいが、タネもごっちゃり入っているしな。
ともあれ、その年はなんとか消費した。
お店で売っている果実だったら、必要な量以上なら買わなければ済む話だが、自分で育てたユズの木に成ったからには、それほど使うつもりがなくても、とっておかざるをえない。
それでも、まあ、せっかく成って収穫できたことは嬉しいことだから、困りながらもなんとか消費した。
続く問題は、翌年だ。
隔年結果で、今度は収穫皆無のありさまだ。
果実がねえよ!
実がならないのは悲しいことだ。
少しは成ってくれればいいのによ!。
成る年と成らない年を交互に示す隔年結果は、とくにひどい柿に準じて、ユズもけっこう症状がひどい。
さみしい気持ちでその年はがまんした。
そして、さらに翌年にはユズが成ってくれることを願った。
で、翌年には成ったんだがな…。
これまた、ドカッ!、とユズが大量に成って、またまた持て余すありさま。
どうしろっ、ちゅうんじゃ!
2010年11月 撮影
ユズの木は二本、今あるんだ。
隔年結果になっても、一本の木がそれぞれ交互に成る年、成らない年、となれば、万々歳で、平均的な収穫ができるだろうと思ってな。
そのつもりだったんだが、二本とも、成る年、ほとんど成らない年を、これがまた二本同時に同じ年!、にやっているものだから、もう、倍増の苦しみじゃ。
どないせえっちゅうんじゃ!。
摘果すれば効果はあるらしいが、面倒なのでやってないまま今に続いてる。
2006.4.8 記
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