中身は天然高級ジャムみたい
 成った成った今年は豊作だった。
十月一日のころから採れたっけ。
うちのは、日本イチジク(ほうらいしともいう)だから、例年いつも九月にはとれずに、十月になってからだが今年は早め。

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高い所のイチジクは、この金属製の伸縮性ハサミ?で収穫している
左の写真は2007年10月5日撮影 製品は別々だけど。

 実が熟したかどうかは、実が割れたからわかった。
日本イチジクはバックリ割れるね。
オレの観察では、晴天つづきのときは、完全に熟しても反り返るほどには割れないようだ。
でも、雨があると、ものの見事に実がばっくり開く。

 で、すぐさま腐りはじめる、という困った症状だ。
まあ、腐った話はさておき、晴天で見事に完熟したときの日本イチジクはうまい。
これが、見事な味でな、例えればそうだなあ〜、果物のジャムで果肉を残したプリザーブというタイプの高級ジャムがあったりするが、イチジクは天然のままで、まさに高級ジャム!。

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中身は天然ジャム
2007年10月19日撮影

 煮たり砂糖を加えたり無しで、皮につつまれた中身はジャム化しているのだった。
甘さは強く、ねっとりしていて、プチプチ感の歯ごたえあり、この日本イチジクは江戸時代からある品種だが、昔の人にはまさに絶世の美味だったと思う。
見事だ!。
皮は固めで五個以上食べると口の表面が切れるというか、大変荒れて痛いので、今年初めて舌の先端が口内炎を起こしてしまったくらいで、それ以後は多く食べるときはイチジクの皮はポイして中身だけ食べるようにした。

 立ったまま樹から収穫してすぐさま食べるとこれがオイシサ倍増。
自分で苗から植えた樹だと、ウマサ感覚アップ。
スズメバチが飛び交い、恐怖のもとでは、一層甘さ上昇。

 樹の上の方で腐ってしまったイチジク果実については、スズメバチがきてしまう。
イチジクのスズメバチというのは、例年これが恐怖でな。
人間を威嚇する昆虫というか、おっそろしい奴で、人体の回りをぐるぐる飛んだりすると、まさにカラダが固まってしまうぜ。

 今年はひょいと思い付いて、オレは電撃ラケットを引っぱり出してきた。
中国製で、可愛い外観してるが、金網に障ると超激痛がある、というすこぶる物騒な道具で、そのラケットを、オレの前をホバリングしてたスズメバチに向かって一撃した。
見事に当たって、オレは過去やられっぱなしだった積年の不満を解消したのだった。
スズメバチ退治はまだこの一匹だけだが。

 イチジクの収穫は、楽しい。
枝付きハサミで、上の方の枝から、イチジクの柄を切り取って果実を収穫した。
で、すぐさま食べると美味しいし、楽しい。
今年は果実がそれこそ次から次へと熟していったので、果実の先端が割れてくるから、あれも食べなきゃこれも食べなきゃと大忙しだった。

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車の上に果実をずらりと並べてみた
2007年11月6日撮影

 嬉しい忙しさだね。
ふふ、満足であった。
イチジクの味は、今年は親戚のおばが苗を欲しいといっていたので、今までの他の経緯も含めて、女性にはすごく味の評価がいい果物みたいだ。
2007年11月28日 記
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