3月にキウイがほどよく熟す
 季節ごとに毎月果物が食べられるようにしよう。
とオレは楽しく計画した。
でも、真冬の時期は、何も収穫がない。
オレの地域じゃオレンジだの伊予柑は無理なので、3月ごろの収穫物はまったくの空白だった。

 ところで、昨年とれたキウイの話題だ。
今回はじめてリンゴを使わずに熟させることにした。
ふつうは、ビニル袋に入れて、リンゴも同封して、追熟させるのが普通。
それをしないことにした。

写真
これは2008年11月8日撮影のもの

 小粒のサルナシなんかは硬いうちに採って、冷蔵庫に入れておいても、一ヶ月以内に勝手に熟してしまう。
キウイの香緑はいつも正月ぐらいまでしか持たず、保存が効かないみたいだったから、今回、リンゴを同封しないことで、日持ちさせるようにしてみた。

 やり方は単に、収穫したキウイを、段ボール箱に入れておいただけ。
これでどうだ?
ただし、食べるときに柄や毛やゴミがついているとジャマなのは知っていたので、未熟で硬いうちから、軍手で外観をゴシゴシこすってキウイの毛を落として、キレイにしておいた。
これは面倒だった。
キウイの小玉は、これからは、もう思い切って捨ててしまうことにして、大玉を作るよう心がけることにしようっと。

 さて、磨き?おわったキウイの果実は、あとは、段ボールに入れて、置いとくだけ。
日数をかけさえすれば、リンゴなしでも熟すはず。
いざいかに?
ちなみに収穫は2011年12月で、その後は毎朝霜が降りるようになったから、保管場所は気温0〜5度くらいかな。



 正月ごろ、一個ずつさわって、柔らかいものが一部あったので食べたが、大部分はまだ硬い。
それにこの冬(2012年1、2月)は寒波が大変厳しく、外の物置に置いていたのでは、果実が凍結する恐れがあった。
そこで、生活している家屋の中で、比較的さむい廊下に段ボールを置いておいた。

 台所などの暖かい部屋に置いておくと、果実が腐ってしまうからな。
それには懲りている。
2月に入った。
さわって確認したり、食べたりしたが、まだ硬いものの方が多い。

 3月に入ってからは、ほぼ充分に熟していた。
キウイとして食べて充分、ほどよく熟して、味も良い。
リンゴを入れれば、収穫して一ヶ月後ぐらいから、12月には大丈夫だが、リンゴなしで追熟作業無しだと、2月後半から3月に入ればもう大丈夫、といったところだったかな。

 キウイの表皮にすごいシワができたりして、乾燥して果実が縮んだのだろうけど、サルナシもそうだが、シワだらけになったキウイやサルナシは、たいていほどよく熟している。
売っているキウイには、シワは生じていないのにな。
うーん、試行錯誤が続いているので、すんなりと断言できないんだ、

 つーか、オレ、キウイの追熟作業がちょっと苦手でな。
要するに、腐らないように程よく熟させる加減というのが、よくわからないのだ。
でもまあ、経験を積めば、我ながらわかるようになるだろう。

 とりあえず、キウイの追熟作業は、今回うまくいったし、日持ちもしたから、成功ということでいいんでないかい。
今年の6月まで新規の果樹の収穫は何もないのだから、キウイがその空白を補ってくれるかもしれないし。
干し柿もあればいいのだが、それはとっくに食べ尽くしてしまい、ない。

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